食品ロスってご存じですか?
世界では9人に1人が栄養不足といわれています。
その中で、日本では、世界から食料の半分以上を輸入しているにも関わらず600万tも捨てているのです。
畑で埋める190万tの野菜
食品ロス600万tには含まれない食品ロスです。
食料自給率38%(カロリーベース)といわれる日本でとれた貴重な食べものです。
捨てられる理由は、形が不揃いである。傷があるとい
う理由で、味も栄養素も変わらない野菜です。
環境への悪影響
- 生産、流通時のCO2排出ゴミ処分費は税金から限りある資源の無駄遣い
- 人口増加による食糧危機
- 日本の食料自給率農業の低所得による後継者不足
- もったいないだけではない食品ロスの悪影響
こんな野菜が捨てられています
大きくなりすぎた
モノ
収穫が遅れ、大きくなりすぎ市場に収める箱に入りません。
この写真は、畑で埋める直前で引き取りに行った時の大根の写真です
同じ枝になっても、
形が悪いモノ
同じ枝になっても、形が悪いとダメ。
生育途中で葉っぱとこすれて傷になる地面や、枝について曲がってしまう収穫が遅れ、大きくなりすぎてしまう。
これらは、スーパーの販売規格に合わず、畑で埋められてしまいます。
同じ畑、同じ枝から取れる野菜の形が変わると一体どれだけ味が違うのでしょうか?
見た目が悪いだけだけなら、誰かが使うでしょ…?
…そうじゃないんです。
畑で埋める190万tの野菜
スーパーマーケット
大量に野菜を仕入、大量に販売するスーパーマーケットでは、一つ一つ形に応じて仕入れ、値段をつけることはできません。農家→農協→市場→仲卸→お店→お客様。多くの会社を経由するため構造的に規格外野菜に対応することは難しいのです。
環境への悪影響
スピード必須の職人の世界
手間が増えると、人件費UPに直結
飲食店は、野菜の仕入れコストが下がる事よりも、手間が増えることを嫌います。小さなたまねぎは、皮をむく手間が増え、曲がったキュウリは3本並べてきれないため、手間が3倍に!
食品工場
野菜も機械で切るので…
機械に入る大きさでないと使ってもらえませんし、手で切るぐらいの量では製造が追いつきません。
工場のでできる商品の品質も一定でなければなりませんので、品質が一定でない野菜は、使えないのです。
捨てられるには捨てられるだけの理由がある
スーパーにも、飲食店にも、食品工場にも使ってもらえません。
買い手がつかずに捨てられる!でも、その理由は野菜の品質じゃない。
味が変わらないのは、みんな知ってる。